飛蚊症をあえて見ないようにしたら症状が劇的に改善した話
この記事では、飛蚊症に悩んでいる方に向けて、症状を改善する基本的な考え方についてお伝えしています。
筆者は大学受験をきっかけに飛蚊症を発症して、それ以後10年以上症状に悩まされてきました。
その期間、飛蚊症に関する文献を読み漁ったり、複数の医者に相談するなどして症状改善を目指してきました。
最近では、症状の原因となるゴミを細かく砕く飛蚊症レーザー手術も受けております。
結論から言うと、どの手法も決定的な対策となりませんでした。
レーザー手術にいたっては、大金を払ったにも関わらず、症状がより悪化する結果となり深く絶望しました。
これから症状に一生付き合っていくことを考えて、暗い気持で過ごす日々を過ごしていたのですが、ふとあることに気が付きました。
「飛蚊症の症状を目で追うことが習慣化している」
振り返ってみると、少し暇な時間があったり症状が目立ちやすい場所に行くと、無意識的に数を数えたりゴミの形をしっかり確認しようとしていました。
そこで、揺れ動く影を全く見ないように意識することで、飛蚊症に悩む時間が減り、生活の質がガラリと変わるかもしれないと思い至りました。
あえて見ないことの重要性
飛蚊症の影を追うことには、様々なリスクがつきまといます。
視線を影の動きに合わせることは、身体的、精神的にネガティブな影響を与えるため、非常に有害な行為といえます。
身体的な悪影響は、目のピント調節機能に負担をかけるため、頭痛、眼精疲労の原因となります。
精神的な悪影響としては、症状にとらわれすぎて将来について不必要に悲観的になってしまい、長期的にメンタルが不調になる恐れがあります。
飛蚊症の症状にとらわれることは、人生にとって大きなマイナスにしかなりません。
症状を100%改善する方法がない以上、あえて見ないようにすることで人生における無駄な時間を減らすことができます。
「気にしないように」医者のアドバイスは真理
飛蚊症について医者に相談をすると、「病気ではないので気にしないようにして下さい」と、何の参考になりそうもないアドバイスをされた経験を持つ人は多いと思います。
この非情とも思われるアドバイスは、今振り返ると飛蚊症対策の真理を表していると考えます。
人によって程度の差はありますが、この症状はほとんどの人に自覚されるものです。
したがって、眼科医は飛蚊症に悩む患者の声を本当に数多く聴いています。
そのベテランの医者達の患者へのベストの回答が「気にしないこと」なのです。
「気にすれば気にするほどより気になる」という人間の基本的な心理の法則を頭に叩き込む必要があります。
いつも症状が気になる人は、ゴミが見えそうになっても「あえて見ない」という意識を持つことで、視界不良に悩む時間が劇的に減ります。
実際に表れた効果
飛蚊症を気にしないように心がけると、2、3日で症状を目で追うことが減るようになりました。
冷静になってみると、目の前には本来見るべきものがたくさんあり、症状に視界を合わせる時間は、100%無駄であるという当たり前の事実に気づきました。
逆に言うと、視界の中に見るものや注目するものが無かったら、症状が気になるようになります。
そのため、集中力がなくなった時に症状が気になり始めるのは、ある意味仕方がないことといえます。
寝不足や目を酷使しすぎている時に症状が気になり始めたら、「あえて見ない」ことを意識することで、生活の質がガラリと変えていくことができます。