飛蚊症が冬にひどくなる3つの理由【暖房による目の乾燥・睡眠不足】
飛蚊症は、目が取り込む光の量によって見え方が全く異なってきます。
症状の原因となるアメーバ状のものは、目の硝子体を浮かぶゴミのようなものでして、光の影となって網膜に映し出されます。
光が強いと目のゴミの形状がはっきりと見えるようになり、無意識に目で追ってしまうようになります。
壁が白い部屋で症状が目立つ理由は、白色は光をよく反射するため、目に多くの光が飛び込むためです。
この記事では、飛蚊症が冬場にひどくなる3つの理由について解説すると同時に、その対策法についてもお伝えします。
冬の寒さによる睡眠不足
飛蚊症の症状の表れ方は、睡眠をどの程度とれているかに大きく依存します。
症状を和らげる方法としては、睡眠をしっかりとるのが大前提となります。
睡眠不足の状態においては、目のピント調節機能が低下して、本当に見たいものへピントが合わせづらくなるためです。
視力も一時的に低下するため、遠くのものより近くのものに焦点が合いやすくなり、飛蚊症がより目立つようになります。
最近、症状が目立つように感じたら、良質な睡眠をとれているか確認する必要があります。
暖房で疲れ目になる
冬場は、エアコンの暖房の使用などにより、目が乾きやすくなります。
空気が乾燥することで、目が疲れやすくなるため、遠くのものが見えずらくなります。
遠くにピントが合わないと、飛蚊症の影に無意識的に視線が集まるようになり、症状がより目立つようになります。
冬場の対策としては、コンタクトを使用するのをできる限り控えたり、意識的に目を休める時間を持つことが重要です。
ホットアイマスクで眼精疲労を回復
ホットアイマスクは、出先でもすぐに目のピント調節機能を回復させるのにとても有効なアイテムです。
目の休息に必要不可欠なことは、目を閉じて温めることなのです。
アイマスクを使用することで、目の周囲の血管を拡張して、血のめぐりを良くさせてピント調節機能を回復させることができます。
また、疲れ目の対策としては、専用の目薬を使用するのも有効です。
しかし、目薬は即効性がありますが効果は短時間であるため、ホットアイマスクと使い分ける必要があります。
両方とも併用して目をケアすることで、冬場の暖房による疲れ目の対策を立てることができます。
雪は飛蚊症が目立つ
飛蚊症の症状は、白い壁であったり、青空などの光の量が多い場所で目立つ特長があります。
冬場の積もった雪は、アメーバのような影がとてもはっきり見えるようになり、飛蚊症に苦しむ人の大敵です。
対策法としては、症状の原因となる影を「あえて見ない」という態度を貫き通すことです。
気にすれば気にするほど気になるのが、飛蚊症のやっかいな所でして、それ故に症状に悩み苦しむ人が多いのです。
気にしても症状は何も変わらないため、意識の外に追いやることが重要です。
症状に悩む時間を徹底的に削ると、しだいに影に目のピントが合わなくなり、ストレスが低下することを期待できます。
この文章を読んだ瞬間に、これから先の人生において、一度もアメーバのような影に目のピントを合わせないように決意して下さい。