【偽情報多すぎ】飛蚊症対策で基本的な3つの考え方【これが現実】
この記事では、重度飛蚊症の筆者が症状に悩んでいる方に対して、どうしても伝えたいことを3つに絞り紹介します。
筆者は、大学受験期に症状を初めて自覚し、それ以降10年間ほど悩み苦しんだ時期があります。
自分の人生が終わったとさえ感じることもあり、キャリアの選択肢がかなり狭まることになりました。
例えば、PCのモニターを見ると黒い影が飛び交い集中力が続かないため、エンジニアの仕事を断念せざるをえませんでした。
特に右目が酷く、たくさんのアメーバのような影が結合して、黒い大きな塊になったものが中心部にあります。
それでも、現在では多少のストレスを感じることはありますが、仕事でPCのモニターを見続ける仕事をしていますし、思い悩むこともなくなりました。
現在に至るまでは、医学的見地を冷静に見極めていき様々な方法を試してきました。
その結果、飛蚊症レーザー治療が生理的飛蚊症に効果がないことが分かりました。
そして、睡眠をしっかり取ることで目のピント調節機能を高め、気にしないという心の習慣を徹底することが症状改善に重要なことが明らかとなりました。
それでは、重度飛蚊症のストレスから解放された筆者が、視界をクリアにするための3つのトピックについて詳しく紹介していきます。
【偽情報多すぎ】飛蚊症対策で基本的な3つの考え方【これが現実】
生理的飛蚊症にレーザー治療は無意味
筆者は、これまでに二つの医院にて飛蚊症レーザー手術を受けております。
しかしながら、治療の効果は満足のいくものでありませんでした。
そもそも、レーザー手術は症状を100%改善するものではなく、消したい影が治療の対象とならないケースがよくあります。
生理的飛蚊症の場合は、眼球全体に濁りが生じています。
そのため、目立っているものだけ取り除いても、時間がたてば別の濁りが視界に入るようになります。
さらに、気になる飛蚊症は網膜に近い部分に位置しているケースが多く、レーザーの照射の対象となりません。
飛蚊症レーザー手術に適合するのは、スポーツなどで物理的に目を傷めたことで症状が生じてしまった人です。
衝撃によりできた飛蚊症の数は限られており、それさえ除去すれば100%近い改善を期待できるためです。
視力を保つことが大事
黒い影の姿と形をはっきりと捉えるためには、眼球から近距離の空間に目の焦点を合わせる必要があります。
そのため、目の焦点を遠くに合わせれば、濁りが目立たなくなります。
黒い影は、遠くを見れば目立たなくなり、近くを見れば目立つようになります。
パソコンや読書をする時に症状が気になるのは、黒い影が見えやすい近い距離に目のピントを合わせているためです。
症状によりPC作業にストレスを抱えている方は、モニターをできるだけ離して見ることで、症状のストレスは軽減します。
ここで重要なことは、アルコールの摂取により寝不足などの生活習慣を送っていると、目のピントが近距離に集まりがちになってしまうことです。
寝不足と感じる朝は、一時的に視力が落ちるため症状の影の形がはっきりと見えてしまいがちです。
影を見てはいけない
気にすれば気にするほど気になるのが飛蚊症です。
正確に言葉を付け加えると、症状にピントを合わせ続けると、目の毛様体と呼ばれるピントを調節する筋肉が発達します。
影をみることで症状がよりはっきり見えるように、ピント調節機能が上がっていくと考えてもよいです。
気にすることでよりクリアに見えてしまい、飛蚊症に苦しむ人が陥りがちな負のスパイラルに入っていくことになります。
お医者さんに飛蚊症のことを伝えると「病気ではないので、気にしないでください」という旨を伝えられた人は多いかと思います。
筆者は、症状が表れた高校生の時にこの言葉にひどく落胆した記憶がありますが、今考えてみると本質的なことを伝えているなと考えます。
まとめ
- レーザー治療は、物理的な衝撃により生じた飛蚊症患者が最も適合して、生理的飛蚊症の人にあまり効果を期待できない治療
- 黒い影は近距離に位置しており、睡眠不足だと視力が一時的に低下するため症状にピントが合いやすくなってしまう
- 症状を気にし続けると、黒い影がよく見えるように目の筋肉が発達してしまい、負のスパイラルに陥る危険性があります